板前コミュトレ日記その1
正確さとわかりやすさ
【元和食料理人が綴る、コミュニケーショントレーナー備忘録】
元板前のコミュニケーショントレーナー 松下わたるです。
今現在コミュニケーショントレーナーとして、当時の板前時代を振り返り、
その時の自分と同じ状況にあるのではないか?と思う料理人の方に向けて書きます。
ブログのタイトルをとりあえず
板前コミュトレ日記としましたが、正確には
【元和食料理人が綴る、コミュニケーショントレーナー備忘録】
であります。
※カタい~!!(笑)
さらに自己紹介やプロフィールには『職人経験が約20年』と書いたり言ったりすることがあります。
と・こ・ろ・が、
実際には18年と数ヵ月であります。
え?全然ちがうじゃん!
なにそれ??
ウソつき。
ちゃんと言った方が良いよ~
こう思われた方…
良いリアクションをありがとうございます!(笑)
今日は第一回目の投稿です!(^^)/
なので【自己紹介】と【正確さとわかりやすさ】の二つのテーマを踏まえて綴ります。
正確さとわかりやすさ
これは人に、相手に物事を伝える時にはとても重要な2つ要素です。
正確度=伝達度
物事を正確に言う度合い=伝わる度合い
こっちがちゃんと言えば、相手にはちゃんと伝わって当たり前。
こう思っていました。
さらに、こっちがきちんと伝えたのに、聞いてない方が悪い。
言ったじゃん。
書いてあるじゃん。
二度も同じ事言わせんな!!
三度目同じ事言わせるなんて、あんた無能だ!!!
ホテル、料亭で調理師をしていた時は私はずっとこんな思考でした。
正しいものは正しい。間違っているのは理解できない方だ。
同僚に対しても。
仲居さんに対しても。
フロントに対しても、先輩後輩に対しても、
親に対しても、
元妻に対しても…。
それまでは和食一筋だった人生ですが、2011年の震災を期に、庖丁を置きました。
※詳細プロフィールはこちらを
リンク先
その後、営業職、マネージャーなど様々な経験
今現在、コミュニケーショントレーナーとして思う事。それは…
正確度≠伝達度
わかりやすさ=伝達度
つまり、こちらが(私が)どれだけ正確にいうかどうかよりも、
相手が聞き取りやすいタイミングで、
相手が聞き取りやすいスピードとトーンで、
相手が落ち着いて聞ける場所で、
相手が心を開いてくれる表情をして、
相手が受け取りやすい表現方法を用い、
相手が理解しやすい言葉を使い、
相手を想う真心を添えて伝えた時の方が伝わる。
これがわかりやすさである!
と、感じています。
これらの全てを最高の状態に整える事は、日常生活の中では難しいかも知れません。
ですが、知ってさえいれば、このうちひとつの要素でも取り入れてみたら、
必ず伝わる度合いは上がっていき、コミュニケーションが円滑になり、
人と関わるのが楽しくなり、生産性は上がり、人生は豊かになると思います。
正確度<わかりやすさ
震災後、東京の実家に帰省し、
板前歴を話すときに、以前の私はこうしていました。
「横浜のホテルで4年半、新宿の活魚料理店で3年半、池袋の料理屋で1年半、
宮城県の秋保温泉で1年半、松島ホテルで6年半」
正確さが大切だった私にとって、『半』を使うのがギリギリの妥協でした(笑)
横で何度もそれを聞く母がひとこと…
「半が要らない。」
※耳障りだ。という空気(笑)
そうか~そんなに俺の経歴に正確性を求める人は居ないよね~(-_-;)
なので今は「だいたい東京で10年、宮城でも10年」と言っています。
※『約』とか『だいたい』『くらい』と付けておくのが特徴です(笑)
なので、ブログのタイトルは【板前コミュトレ日記】
元和食料理人が綴る、コミュニケーショントレーナー備忘録はサブタイトルです。
結論!
伝達度=わかりやすさ
自分の言いたい事をきちんと伝えたければ、
きちんと言う事も大事だが、
相手に受け取りやすくするわかりやすさの方が、さらに大切である。
以上、ながながと綴りましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
◆面白かった~!とか、質問のあるかたはコメント欄からコメントお願いします(^^)/
◆コミュニケーショントレーニングってどんな事してるの~?というかたは、
こちらからご覧ください!
次回の板前コミュトレ日記のテーマは
伝達度=わかりやすさ+楽しさです。お楽しみに~!!