板前まかない日記~昔取った杵柄~第6弾:『宅飲み』
◆普段は家で自分のためには 料理 を作らない板前さんへ 家メシ『宅飲み』のススメ
緊急事態宣言で自宅待機になった板前・料理人・調理師の方々へ伝えたい・・・元板前、現コミュニケーショントレーナー松下わたるのまかない語録(^^)/
【まかないで鍛えあげた速さ・リーズナブル・うまさの活用法】
『家メシ・宅飲み』すれば元氣・生氣を取り戻し、やる氣が出てくること間違いなし!!
という内容のブログですが、今回の裏テーマは
❖『食』だけが持っている唯一無二の魅力について❖
です。それでは具体的にどんなことなのかお話していきます。
「板前は 自分が口にするもの が粗末なヤツは粗末な料理しかつくれない!」
と親方に叩き込まれた私は、横浜・新宿・池袋・宮城県の7つのホテルや料亭を渡り歩き、それぞれの厨房で駆け出しの頃からベテランになっても、毎日のようにまかない料理を作ってきました。
その甲斐あって『まかない流,、速い・リーズナブル・飽きの来ない美味しさ』
をテーマとした料理は今でも私は得意です(^^)/
今回の表テーマは
『宅飲みのススメ』
ブログに書くのは初めてですが、私は酒が好きです。大好きです。
20~30代の頃はビール、日本酒、バーボンロック ♪
40代の現在はレモンサワー、ウーロンハイ、芋焼酎を楽しんでおります(笑)
当然、外食大好きで居酒屋、焼き鳥屋、小料理屋、海鮮居酒屋など、『和の料理の酒場』が一番の好みであります(^^)/ 一緒に飲みに行く友達の中には・・・
「お酒は全く飲めないけれど 飲みの場 は大好き!」
という人も多くいます。板前の頃の私は「ふーーーん、美味しいつまみが好きなのね」と思っていましたが、コミュニケーショントレーナーとして、ヒアリング能力・カウンセリング能力を身に着けた私は、下戸(げこ:酒が全く飲めない人々)なのにどうして居酒屋に付き合ってくれて、楽しそうにしているのか? 約30名の下戸さんに深堀のヒアリングをして、あるひとつの答えにたどり着きました。それは、
『飲みに行こう!』という コトバの本質 に関係しています。
「飲みに行こう!」の本当の意味とは・・・
飲みに行こう!ただ単に
「アルコールドリンクをのどに流し入れに行こう。無言で」という意味で飲みに行こう!と誘う人はおそらくいないでしょう。つまりはお話ししよう! 例えば出会ったばかりなので、広くプライベートの話しをしよう!または仕事の悩み、疑問点、納得いかない事など 深い話しをしよう。※ちなみに「お茶しましょう」はこれのライトバージョンですね(^_-)-☆
そんなの当たり前じゃん!と思った方。まだ氣が早いです。
では 何故ストレートに『本音トークしましょう』と誘わないのでしょうか? さらには『飲み』つまり食事という 生命維持活動 と『話し』という 認知理解活動 を同時に行おうとするのでしょうか? 哲学・心理学を用いて自社調査をしてわかった事は・・・
※画像は 私の自作の まかない的 家メシ おつまみ の 小鉢、副菜たちです(^^)/
相手と仲良くなりたいから
です。人は楽しい事・嬉しい事を、一緒に体験し共感し喜びを分かち合うことにより、距離感が急激に縮まります。美味しい料理が嫌いな人はいません。楽しいプラスのエネルギーが流れる空間でお話をして、仲良くなりましょう!!!
これを照れ隠しで、オブラートに包んだコトバが飲みに行こう!の正体なのです。
さらに言うと、 人間の3大欲求 食欲 性欲 睡眠欲
この中で、唯一無二!公衆の面前で不特定多数と同時に欲求を満たす事が出来るのは、食欲だけなのです。「今日は親睦をふかめるために、みんなで寝ます。」とか「来週の金曜日は、社内のお互いをよく知るために同じ部署のメンバーで〇〇Xをします~」なんてありえないですよね(笑)
結論:『食』は唯一無二のコミュニケーションツール
こんなに素晴らしいコミュニケーションの場を提供してくださる飲食業の全ての皆さんに大感謝をし、大尊敬しています。
いつもありがとうございます。感謝します。
私は2011年に庖丁をおきましたが、今はビジネスコミュニケーショントレーナーとして、飲食業の皆さんの人間関係の悩みを解消するサポートをして応援しています。
新型コロナショックで、ピンチの今こその機会が多くなっている今こそ、お店での人間関係を深めて協力して行くこと、自分たちは素晴らしい仕事をしているのだと、誇りを持つことが必要だと思います。それをこのブログを最後まで読んでくれた方々へ伝えたい!と思います。
※補足:あなたが自分のために作る『まかない的 家メシ・宅飲み』は、味覚と胃袋だけでなく、日常生活のやる氣がみなぎり自分自身のこころと身体全体がよろこびますよ~(^_-)-☆